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アツヲに訊け!スーパー ![22]
    
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ネットだけで読める「アツヲに訊けスーパー!」
そうか!山って、水発生装置だったのか!
よく大陸では水源をめぐって国家間で紛争が起こるけど、
日本は島国だから水発生装置独り占めよ!もうジャブジャブよ!
え?甘い?でも今回のホージャな人々、防災がテーマでしたよ。


 
私は店で水を買う人の気が知れません。水を買うなんてもったいなくないですか?アツヲさんは普段水を買いますか?
赤色黄色(28歳・女)


 日常的に買って飲む習慣はないが、有事に備えて必ずペットボトルの飲料水を一定量をストックしている。どこでもせいぜい100円程度でペットボトルに入った清潔な水が手に入る。これってけっこう奇跡だぜ!

 世界を見渡してみると分かるが、日本は国土の面積に対して驚異的に水が豊富な国だ。数千メートル級の山や山脈がいくつもあるので、そこを駆け上がっていく空気は急速に冷やされ、水分を含んだ空気は雲となりやがて雨を降らせる。いくら国土が広大でも、それが凹凸のない平野ならば数百万トンの水を含んだ空気もそのまま海か隣の国へ流れていってしまう。世界にはそれをただ見送ることしかできない場所も実に多いのだ。

 オレも赤色黄色と同じく普段日常的に店で水を買うことはない。しかし大切なのは「どの時点で何的に」もったいないのか?ということだ。水道が使える時には「平常時に金銭的に」もったいないミネラルウォーターも、災害時にはペットボトルに入っているということ、つまり保存と持ち運びができるという点で値段以上の価値がでてくる。

 大きな災害が起こってしまった時には水道から清潔な水が出ると思わないほうがいい。水が豊富と言われるこのあたりも、道が傷ついたりガソリンが不足したりすれば、たちまち物流はストップしてしまう。成人が1日活動するのに必要な水は約3リットルだ!

 そういえば、民俗学という学問を最初に確立した柳田國男が「想像や価値観を大きく超えてしまうものと出会った時、自分には生活苦があったために正気を保つことができた」というようなことをどこかで語っていた。「生活苦」という響きはいかにも重々しいが、戦前を生きた人間は柳田に限らず「空腹・乾き・疲労・暑さ・寒さ」そして「夜の闇」のような、自分の肉体を直接脅かすものとごく自然に共存できていたのだと思う。日本各地の名もない民話や伝承を聞いて歩き「遠野物語」に代表される、日常にこの世のものではない何かが音もなく入り込んでくるような奇譚・怪談を多く残した柳田。そんな彼の精神を、アンカーのように現実に繋ぎ止めてくれたものが肉体で感じる形のはっきりした苦しみだったんだ。

 21世紀の日本ではこの「生活苦」というのをほとんど感じずに生活することができる。しかし貧しい土地では1日がかりで汲みに行く水が簡単に手に入る社会で、人は「お金が足りない」「ダイエットが成功しない」「上司とそりが合わない」「恋人ができない」など実体のない他者の価値観の押しつけに真剣に頭を悩ませている。柳田の時代とオバケの種類は少し違うが、オレにもやはりそれは正気を失った状態に見えるけどな。正気、つまり当たり前の身体性を失うと、次に何か問題が起こった時に人はフィジカルで立ち向かえなくなる。気をつけようぜ。

 
 
 
 

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by hoo-ja986 | 2017-03-08 22:29 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
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