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アツヲに訊け!スーパー![35]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第35回!
男がこんな面倒な性格になっちゃったのも、
太古の昔にメスがDNAの運び屋、兼使いっ走りとして
むりやりオスを作り出したからで、
並ぶに並べない言い分はあるにはあるのである!



 
美味しいものは並んででも食べたいですが、主人は並んでまで食べたくないそうです。説得する言葉はありますか?
ちーもー(33歳・女)


 男はが行列に並びたがらないのは、簡単に言うとそこにリスクが無いからだ。どうせ同じカロリーを摂取するなら家で奥さんの手料理を食べた方が並ぶ必要はもとより、味のハズレも無い。男は有事にそなえて体力と時間の浪費は極力避けねばならない。しかし不思議なもので、そこに「限定○○食」などの不確定要素が発生したとたんに男は目の色を変える。有事である。「失敗するかもしれない」という不安が男の原動力だ。

 行列に1時間並んで確実に提供されるラーメンよりも、3日前から雨風を厭わず並んでも手に入らないかもしれない新型iPhoneに、それこそ男は恋人とのデートをキャンセルしてでも並ぶのだ。ふだん行列になど絶対並ばない男がある日「オレ、この『30分以内に完食でタダ!超絶大盛り地獄』にしようかな」と言い出しても、それは特に驚くべきことではない。近所の焼肉屋を素通りして、車で一時間かけて郊外まで出かけて河原でバーベキューをして幸福感に浸れるのも男の比率が圧倒的に高い。

 面倒くささのレベルがちょっと中途半端なのだろう。女も相当に面倒な生き物だが、男は合理性を超えて面倒ごとに挑戦するのが好きだ。すべてを投げ打ってエベレストに登った挙句、平気で位牌になって帰ってきたりする。たとえば店内から絶えず悲鳴が聞こえていたり、出てくる客の頭にもれなく・・そうだなぁ、ナタでも刺さっていたりしたら、旦那の方から「・・・あそこ・・・ちょっと並んでみようか」と言うに違いないな。

 流通システムの発達で全国の料理が生活圏内で楽しめるようになったが、もし近所の行列に並ぶことを嫌がるようなら、あえて本場に食べに行くことを提案しよう。味噌ラーメンなら札幌まで行こう。ゴーヤチャンプルーなら那覇だ。モゴモゴと何か文句を言いつつ言いつつ口元はニヤニヤしているはずだ。ファミレスで食事がしたければ(オレはファミレスに行列ができているのを見たことはないが)、ちょっと足を伸ばして同じチェーンの宗谷岬店か与那国店まで行こう。




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by hoo-ja986 | 2017-09-20 20:41 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![34]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第34回!
男の趣味で金を無限に使うのは「クルマ」「時計」「オーディオ」だ!
それに比べて金銭的ダメージは少ないけど、
ゲームは時間を無限に吸い取られる節はあるよねぇ。



 
主人がゲームばかりしてなかなか私にかまってくれません。どうしたらもっとかまってもらえるようになるでしょうか。
すず(28歳・女)


 ゲームをしているのが旦那と認識できるだけまだマシだ。本気でゲームに命を懸けているやつは1日30時間くらいプレイして、パッと見た時にどっちがゲーム機でどっちが本人かわからなくなってるからな。

 人間関係というのはタイミングが全てだが、往々にしてそのタイミングは合わない。人生で数回だけそれが奇跡的に合って男女の恋が実ったり結婚したりするのだが、各個人のバイオリズムはもともと違うので、その後も二人はすれ違い続ける。皆既日食くらいのペースで合うこともあろう。もしかしたらすずが眠っている時に寝顔に見惚れているのかもしれないぞ。

 また、日々を「◯◯してもらえない」という感情で過ごしていると、問題にとらわれすぎて時間を無駄にしてしまう。旦那の後ろ姿を鑑賞しつつ、有意義に別のことで時間を潰しながらゲームに飽きるのを待つしかない。まぁ、煩わしく思う時に限って金魚のフンのようにくっついてくるのが男なのだが。

 そして子供は旦那よりさらに理想から逸脱した行動をする。それを止めることは不可能なので、違う人間が同じ空間に集まって住む家庭を、統率の必要な「企業」のように捉えてはいけない。そんなことしたらメンバーは家にすら寄り付かなくなる。猥雑な酒場かカフェとでも思ってゆるく放っておけば旦那も居心地の良さを感じていずれカウンターに陣取り始めるであろう。




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by hoo-ja986 | 2017-09-06 19:49 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![33]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第33回!
学校の宿題なんてつまらないです。
それが適正な反応であります。だからぽてとの息子は正常なのだ。



 
学校の宿題を教えるのが大変です。私の教え方がいけないのか、反抗的な息子。旦那には素直なのに...。
ぽてと(32歳・女)


 子供時代の勉強なんてのは将来自分が自由の身になった時に初めて効果を実感できるもので、それまでは出口の見えない暗黒のトンネルだ。だからこそ人生の先輩である親が、ゴールに何があるかしっかり見せてあげないといけない。

 ゴールが見えないというのは例えるならば、何キロ走るか発表されていないマラソンのようなものだ。プロアスリートはそんな競技には絶対参加しない。ペース配分ができず体が壊れるのが目に見えてるからな。だが日本の子供たちはそんなレースに容赦なくポンポンと放り込まれていく。いつの間にか定期テストとか受験とか、チェックポイントを通過することに全力を注ぎ始め、自分がどこかに向かっているという基本的なことを忘れてしまう。そもそも知らされていないんだから当然といえば同然なのだが。

 単刀直入に言おう。男の子ならば勉強の前に、カッコイイものをこれでもかという程見せておけ!センスや価値観は思春期までに自分にくっついた偏見の集合体だ。若いうちにしっかり「カッコイイものバカ」「先進技術バカ」にしておく必要がある。クルマを知らないヤツが突然「フェラーリに乗りたい」とは絶対に言わないよな。これが「美」や「パワー」に敬意を抱いていない状態だ。圧倒的なものに対する敬意というのが、勉強するためのエネルギーの源泉である。さらに恐ろしいのは、その子の中から工業デザイナーとかエンジニアとかの選択肢が見えないまま、けっこうな時間、人生のチェックポイントをクリアするためだけに走ってしまうことだ。レストランに連れて行けば料理人という職業を説明できるし、文化の違う場所へ旅行に行けばジャーナリストという職業を紹介できるかもしれない。

 どの分野でも一線で活躍している大人というのは、言葉というモヤモヤしたものでなく、数字がしっかりと頭に入っている。自分が作った超カッコいいクルマがレースを走っているとしよう。ライバルを抜き去るため現状の速度からある速度に加速するとき、どのくらいの時間でそこに到達するか、これを正確に判断するために微分積分の知識は必須だ。ここで初めて勉強する明確な理由が発生するんだ!

 オレが子供のころ、工事現場は養生シートで覆われていなかったので大工という仕事がどういうものなのかイメージすることができたし、食堂にいけばだいたい大将の背中が見えた。自営業が多かったので、大人が仕事をする空間と子供が遊ぶ空間が非常に近かった。昔は良かったとかそういう話ではなく、社会の進歩とは混沌としたものをキレイなカバーで隠す方向に動いてゆくものなのだ。逆はない。子供が「職業」そのものに興味を持つきっかけが大幅に減ったならば完成品を先に見てもらって、その感動はどのように作られたかという順で紐解いてもらうしかない。

 旦那には素直ということは、幸い同性同士で響き合うシンパシーのようなものがあるのだろう。一度教育方面は旦那に任せて様子を見るのもアリかもしれないな。大丈夫、子供は必要な時にきちんとぽてとを頼ってくる。そういう選択はしっかりできるもんだ。


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by hoo-ja986 | 2017-08-24 18:14 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![31]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第31回!
いまから新しいものを取り入れても若い人には絶対追いつけっこない!
中年の引き出しを開けまくれば何かひとつくらい出てくるはずだ!
何か!何かひとつくらい!
あった!こ、これは...!
「エイリアン2<完全版>」のレーザーディスク...。


 
飽きっぽくてひとつのことが長く続きません。長く続けるコツは?
かどじゅ(43歳・女)


 おいおい、人から勧められたものとか、テレビで紹介されたものとか、そういうのを安易に生活に取り入れようとしてないか?ちょっとさわりにふれただけで良さが理解できてしまうものなんて、すでにその場で「飽き」が始まってしまっていると言ってもいい!

 ハリウッド映画の爆発シーンの炎が観客の要望に応えてどんどん派手(なんであんなに炎が吹き出すんだ。爆発の本質は急激な速度で行われる分子の配置転換だから、発生するのは主に音と光で炎は伴わないもんだぜ)にならざるをえないように、分かりやすい脳への刺激は一度でも体験すると、次はさらに過激なものを求めてしまう。映画なら続編を重ねるにごとに色々と新要素を盛り込んでくれるが、現実社会はハリウッドのように親切ではないので、次の体験が前回のそれを上回り続けてくれることなんて無いに等しい。

 まぁそのようにして、人は刺激のあるものにどこかの段階で必ず飽きて失望してしまう。飽きないものがあるとすれば、それは呼吸とか排泄とか、そういう生理現象に近いレベルまで身体化されたものだ。例えば日本人にとっての納豆とか味噌汁とかな。もしかしたら、かどじゅにだってひとつやふたつ積み重ねによって得られた他人が驚くような特技があるのかもしれないが、そういうものは主観的に見て特に楽しくもないし、他人に胸を張って語るに価するものでもないと思っているようなことで案外自分では気がつかない。しかし事実、飽きないとはそういうことであり、つまりは日常生活そのものだ。

 もちろんかどじゅの人生だ。刺激や華やかさを追い求めたければ追うのもいいだろう。しかし美食を追求し舌を肥やしたあげく「日常のメシが不味い」と自慢なのか愚痴なのかわからないセリフを吐くうちはまだ半人前であると心得よ!高みを追求して真に得るものがあるとすれば、それは「知る悲しみ」である。この世の究極の味を知ってもなお、納豆と味噌汁の味の完成度に涙を流すことができて初めて食の道を極めたことになるが、そのためには「飽きた」なんて言っている暇はないよな。

 オレたちはもう10代や20代ではない。飽きることにもそろそろ飽きただろう。ならばかどじゅの中に、これまでの人生でDNAに刷り込まれた、半生をかけて推進するべき「何か」がきっとある!それを取り出す作業に移ってもいい頃だ。それは小さくて地味で目立たないようなものなのだろうが、丁寧に時間をかけて探せば見つかるはずだ。


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by hoo-ja986 | 2017-07-19 22:16 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![30]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第30回!
30代って坂道のようにゆるゆると体力が落ちていくのかと思ったら
まるで垂直の崖からの急転直下でしたよ!
学生時代はチーズバーガーだけで生きていけると思っていたのに
今は、か、懐石料理とか食べたいです。


 
仕事に疲れてしまい、寝ても疲れが取れません。よいリラックス法はありますか。
めぐみ(28歳・女)


 現代人の疲れというのはフィジカルとメンタルの複合によってもたらされる。体力の低下はさっさと諦めよう(「諦める」とは今まで持っていた執着や偏見を捨てて新しい自分に生まれ変わるということだ)。メンタル面では、その日に起こった嫌なことは寝るまでにすべて忘れてしまうことをお勧めする。ときどき昔の嫌な思い出を宝物のように大事に持っている人に出会うが、いつか法廷闘争でもするつもりなのだろうか。「おまえはそれに親を殺されたのか?」と聞くと、まぁだいたい取るに足らない出来事なんだよ。

 人は昨日食べた食事すら正確に思い出せなくなるという強力な「忘却力」を備えている。この力を嫌な記憶に対して使うんだ。自分の行く手を邪魔するやつがいたとしても、ベッドに入るまでにそいつの顔と名前を除いて、受けた仕打ちをすべて忘れてしまうよう心がけよう!「忘却力」を磨けば「今日なにか嫌なことがあったような気がするけどまったく思い出せない」という生活も夢じゃない!筋トレと同じで訓練を要するが、心にそういうクセをつけておいて損はない。対処療法としては珍しく、自分も周りの人間も、そしてサイフだって傷つけない。副作用も投資金もゼロというわけだ。

 20代後半から30代にかけては、社会に出る前にイメージしていた理想の自分が到達した現状と限界点がある程度見えてしまう。「欲しかったもののいくつかは手に入ったけど、絶対に手に入らないものも分かってしまった。さて、このあとどうしよう」という踊り場のような感覚にとらわれて、ふっと体の力が抜けてしまう時期が誰にでもある。正体不明の疲れに悩むのはめぐみだけではないので安心したまえ。

 そして人生の後半は暗いものになるのではないかという「若さ至上主義」にも騙されないようにした方がいい。世の中年以降の連中は自分の体の限界をよく把握しているうえに忘却のテクニックもしっかり自分のものにしている。彼らは安易に「若い頃に戻りたい」などと口にしない。おそらく俺たちの価値観では測りえない、独自の人生の楽しみ方を身につけているに違いない。

 素敵な「忘れ上手さん」となっためぐみが、30代の門を笑顔でくぐることができることを祈っている!


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by hoo-ja986 | 2017-07-05 22:22 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![27]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第27回!
さすが星越峠で女の子にキスを3回連続で避けられた男は言うことがちがうなぁ!
消化してるなぁ!


 
理不尽な内容の仕事もやらなければならないとき、自分の中でどのように消化していますか?どのようにしたらいいですか?
めそあっこ(36歳・女)


組織の中で働く以上、残念ながら自分の信義に反する仕事が回ってくることは特に珍しいことではない。会社とめそあっこ自身は別の人格と目的を持って活動をしているので当然と言えば当然だ。しかし自分の仕事に自分なりの「良心」を加えることは可能なのではないだろうか。

どの程度、というのが難しい問題なのだか、ここでは「device(工夫)」や「effort(努力)」ほど大げさなものではなく「spice up little(ちょっとだけ趣向を凝らす)」という按配がよいのではないだろうか。スパイスを少しだけ加えるように、めそあっこの「かくし味」をこっそりと加えてみてはどうだろう。

それはなぜか。仕事である以上、仕様書とまったく違う品物を納品するわけにはいかない?当然それもある。しかしめそあっこが頭を抱える理不尽とやらも、純粋な出発点は誰かの良心からのひらめきだったのかもしれないし、それが事業となり多くの人の手を通過することで少しずつ変質してしまったにすぎないのかもしれない。

つまり、せっかくの良心もそこに送り主と送り先を書き込んでシステム化してしまった瞬間に、他の誰かにとっての暴力に姿を変える可能性が生まれてしまう。本来モヤモヤとその辺りに浮かんでいる温かい空気感のようなもが、名前を持ったとたんに「サービス」だとか「愛」だとか「革命」というソリッドな輪郭を得て必ず誰かを傷つけることになる。そう、「良心」には送り主の名前が記載されていないことがとても重要なのだ。

世の中には確かに理不尽も多いが、誰がやってくれたのかわからない小さな功績も、また数えればキリがない。それは多くの場合、名もない個人によって達成されたものだ。Yahoo!のトップページで大きく賞賛されることももちろんないが、確実に不正義に対するカウンターウエイトとして働いている。

だからこそオレたちは、目の前にあるものが本当の理不尽なのか、またはただの「枯れ尾花」なのか、正しく見分けるために精神の解像度を上げなくてはならない。そのために、仕様書の範囲内で最大限の心を込めるギリギリのラインを見出すという訓練は、これになかなか適していると思う。

めそあっこを通過した仕事は、言葉では表せないが、なぜかいつも「いい感じ」。それでいいじゃないか。そんな無名の良心の数々が、どこかの疲れた誰かを、静かに勇気づけているはずだ。だからオレたちはこうやってなんとか今日も生きているのだ。




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by hoo-ja986 | 2017-05-25 00:00 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー ![24]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第24回!
みんな!新生活ご苦労様!
気温はちょうどいいけど、春は慣れないことも多くて何かとストレス溜まっちゃうよね。
これを読んでお金をパァーっと使っちゃおう!


 
節約生活頑張っています!アツヲさんのオススメの節約術はありますか?
パクチー(32歳・女)


いいか、真の節約法とは金を使わないことではない。むしろまんべんなく金を使ってあらゆるモノやサービスから得られる感情をしっかりとモノサシで測っておくことだ。その買い物でどんな気持ちがどれだけ持続したのか、ひとつひとつノートに書き留めておいてもいいくらいだ。

オレたちはしばしば買い物で失敗をする。高い代金を支払いワクワクしながら持ち帰った戦利品を箱から取り出すと、ショーウィンドゥを眺めていた時の輝きが失われているなんて経験は誰にでもあるだろう。考えてみれば当然のことだ。この世で「商品」として流通しているものには全て利益が上乗せされているので、モノ単体では絶対に金額以上の価値になり得ない。もし無限に価値を生み出すものがあったとしても、それはいずれ国により法的に管理されることになる。

それでも我々が買い物を止めないのは、そこに原価と購入金額の差額以上の価値を見出すことができるからだ。究極を言えば、いずれ買った時より価値が上がるものを持つことがベストだが、これはどちらかといえば投資の類である。そこまで目利きになる必要はない。価値の目減り分は自分の心で補うことができる。しかし、ここで覚めない夢を見続ける自信がなければその買い物は失敗に終わる可能性が高い。

その想像力がうまく働かないものは、パクチーの買い物人生においてあまり必要のないものだ。選択肢からバッサリと切り捨てた方が賢明だ。その見極めはやはり経験を積まないと身につかない。人はみな不器用だ。同じ過ちを2度、3度と繰り返しながら少しづつ成長していく。

自分とって何が必要ないものなのか。皮肉なことにこれは実際に一度は所有したり体験してみなければ分からない。答えは人によってもバラバラだしな。その無価値のリストをひとつでも多く書き連ねることが節約の奥義である。若い時期にこの作業をきっちり済ませておけば、いずれ金額の大きな買い物を迫られた時に派手に失敗することはないだろう。そう、節約とは実に金がかかるのものなのだよ。ただ、失敗と成功をしっかり記憶に刻み込みさえすればけっして無駄遣いにはならない。パァーっと使うなよ!記録しろ!







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by hoo-ja986 | 2017-04-06 20:52 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー ![23]
    
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第23回!
ちなみに環境が人に影響を及ぼすのはせいぜい20代の前半までで、
そのあたりで価値観が固定されちゃうよね。
そこからは先はその頃欲しかったものを大人買いするために働いてる感じ。
4月に初代たまごっちが復刻されるのが楽しみで仕方ないもん。


 
人は住む環境によって何が変わると思いますか?「東京へ旅立った友人が都会に染まってしまったのかな」と、少し寂しいような複雑な心境です。
ランク(36歳・女)


 この軟弱者が!友達とは自分にない部分を持っているからこそ刺激しあえるんだろ!親しい友達も同じ生活圏で暮らしていると、会うたびにどうしても話題がマンネリになってくる。思考のスパイラルが続いてゆく安心感はあるが、馴れ合った関係だとその螺旋はどこまでも下に向かって伸びてゆく。友達というのは気をつけないと互いがレベルを下げ合う関係になってしまう危険性もはらんでいるのだ。これを好機ととらえよ!この際、友達には一度新しく生まれ変わってもらおう。どんどん都会に染まってもらい、こちらには流れてこない先端の情報を運んでもらうのだ!

 春は出会いと別れの季節である。そして、歳を重ねと少しずつ別れの比率が大きくなってくる。しかし人生において別れが生む余白は無駄にできない貴重な資源だ。ぽっかりと空いた時間にやってくる寂しさは、中年以降の人間が生活に新しい何かを取り入れるときの貴重な火種となる。若い頃はそこらじゅうでエネルギーの炎が次々と無料で発火していたので気にすることもなかったが、いつしかそれは対価を必要とするものに変化してしまう。何か新しいことを始めるには多少のお金と時間とともに心の余白が必要だ。ランクもこの機会になにか新しいことを始めるんだ!東京に行った友人が驚くくらいに、こちらが変わってしまうというのもひとつの手だぞ!都会でないと人が変われないと誰が決めたのだ!

 ドイツの哲学者ショーペンハウアーも「安定しないこと。それこそが世界がここにこうして存在するときの定まった形なのである」という言葉を残している。物事がいつまでも同じかたちで目の前にあり続けることは叶わない。時間は必ず流れていくのだ。そうでなければオレが今日注文したアマゾンの荷物がいつまでたっても家に届かないではないか!それは困る!


 
 
 
 
 


 




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by hoo-ja986 | 2017-03-22 21:55 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー ![21]
    
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ネットだけで読める「アツヲに訊けスーパー!」
2月22日は何の日か知ってるか?
にゃんにゃんにゃん、
つまり特別にアツヲが2つの質問に答える日だニャー!


 
ハウツー本について。本によって真反対のことが書かれていて、何が本当なのか分かりません。やはり最終判断は自分でということなのでしょうか?
ちゃんまし〜(25歳・女)


 その通りだ!そのハウツー本の著者Aと著者Bの間で揺れ動いている状態がまさに、一人の人間としてのちゃんまし〜自身なのだ。ちゃんまし〜もそろそろ気づいているだろうが、世の中には無数の立場や視点があり、そこに絶対的な正義も悪もない。

 読書とは自分の信じるロジックの正しさを補強するためのものではなく「自分の考え以外はすべて間違いである」という、現代社会において陥りがちな息苦しい思い込みを薄めるために効果があるものなのだ。

 それでも何かはっきりとした答えにすがりたい時は平積みの新刊ハウツー本よりも古典を読めばいい。長い時間の洗礼を受けた思想というのはそれだけ価値が保証されているものだ。もし社会の本質に深く迫りたければ獄中手記(※1)もお勧めする。読めばちゃんまし〜は、また少し社会や人間が分からなくなるだろう。しかし何かを未知化するという行為は、人が前に進むための必須作業だ。

 昨今、世界最高の頭脳がしのぎを削るサイエンス・テクノロジーの分野でも、研究が先鋭化するほど答えを一つに絞ることができなくなりつつあり、各所でちょっとした騒ぎが起こっている(※2)。巨大な資本や叡智ですらある分水嶺を越えた時、ちゃんまし〜と同じ状態になっちまうんだ。近い将来「なにが本当かわからない」が世界共通の答えとなるのかもしれない。これからも自信を持って読書を続けてくれ!



人によく真面目すぎると言われます。自分ではそうは思わないのですが、なんだかモヤモヤします。すこーし不真面目になるには具体的にどんな行動をしたらいいですか?
ランク(36歳・女)


 紙面にて真面目は何も考えない状態と書いたが、それは決して悪い意味ではない。なぜなら人が「真面目」でいられる社会とはとても安定した社会だからだ。多くの日本人が気づいていないが、日本の美徳として語られる真面目(※3)という能力は一定の条件が揃ったごく限られた環境でしか発揮することができない。例えば真面目に勉強に集中できる受験生はおそらく生活面で親からの保護を受けているだろう。親と子の分業が確立された世界だ。サラリーマンが会社で自分の部署の数字だけを追えるのも、結局は同じような仕組みからだ(※4)

 しかし社会の枠組みが大きく変化する兆しのある現代では、何かにひたむきに取り組みながらも、各個人が周りの変化にアンテナを張っていないといけない。

 新しい世界観に真剣に目を向けることで、不真面目野郎として異端審問を受けるかもしれないが、これから先ビジネスでも個人でも新しい要素を取り込まないと生き残れない瞬間がきっと訪れるだろう。

 先のちゃんまし〜にも伝えたいことだが、もっとも手軽な不真面目への道は、自分が普段絶対読まないと思われる本を手に取り、中身もろくに確認しないままレジへ持っていくことだ。

 服や食事など、普段買っているもののグレードを中途半端に上げたところで、値段の割に得られる世界の広がりは想像の域を大きく外れることはない。それに比べ数千円の本など安いものだが、実際にやってみるとこれは強烈な罪悪感に襲われるぞ。罪悪感との戦いこそが不真面目への第一歩だ。図書館で借りる、などという甘い考えも捨てろ。身銭を切ることこそが背徳的な喜びを最大化させるんだ!

 質問とは関係ないが、人にそんな忠告するヤツに限ってランクがなにか斬新なことを始めたことを知った途端「もっと真面目に」なんて言い出すんだぜ!人と違うことをすると必ず誰か腹をたてるヤツが出てくる。不真面目はこっそりやるに限るな。



※1 獄中手記を読むとなぜか突然部屋の掃除をしなければという欲求が湧いてくる。断捨離がなかなか進まない人にもオススメだ。

※2 これがどのように問題なのか説明しよう。当然ながら最先端の研究ほど莫大な設備と資金が必要になる。その資金を集めるには大きなビジネスを後ろ盾にするより他ないのだが、実はそのためには「この研究を進めると必ずこのような結果が出るよ」ということを前もって出資者に約束してからでないとエライ人がゴーサインのハンコを押してくれないのだ。世の中で進んでいる大掛かりな研究は、すべて結果ありきで始められているというのが現実で、もし実験で約束した答え以外の結果がでてしまうと・・・わかるよな?

※3 一方で、日露戦争前夜に日本のメディアが開戦モードのなか非戦論を貫いた内村鑑三は「真面目」とは、面目が真になる、つまり「ものごとの様子があらわになる」という意味から、その人の中に眠る想いを正直に外に表現することであると説明している。要するに周りがどう言おうと自分が正しいと思うことを行動に移せる勇気を持った人こそが真面目な人であると定義したのだ。耳が痛いぜ。当時の日本は近代化の真っただなかで、日本人は今までの価値観と西洋から入ってきたばかりの「物質的な豊かさこそが幸せ」という思想とのあいだで大きく葛藤していたんだ。いつでも時代の転換点においては、切実に真面目の意味が問われていたんだな。ってか、もう今日は「カンゾーに聞け!スーパー!」でよくね?

※4 よって戦場で「真面目」をやると死ぬぞ。


 
 
 
 
 

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by hoo-ja986 | 2017-02-22 22:05 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー ![20]
     
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ネットだけで読める「アツヲに訊け」の拡大版!
その名も「アツヲに訊けスーパー!」
でももちろんアツヲにだって解決できないこともあるよ!
今日はそんな日!


 
毎日の家事にイライラします。なんで女ばかりがしなきゃいけないんですか?
ようりん(36歳・女)


 世の中には男が多くの家事を担う家庭も少なくはない。「女ばかりが」という表現が的を得ているかはさておき、もし混乱してとてもこなせないようの量なら、しばらく外食で済ませるなりハウスクリーニングを頼むなり、一度は戦線から大きく距離を取ることも重要だ。

 日本人はなにか自分に手に負えない問題が起こったとき「一所懸命」の精神からだろうか、その渦中のど真ん中で考えるクセがあるように思う。いじめられても休まず学校に行ってみたり、家族仲が悪い時期に無理に一緒に住んでみたりしたところで、自殺やDVの悲劇が増えるだけだ。戦いの基本は「アウトオブレンジ」。つまり相手の攻撃が届かない場所からこちらの攻撃を落ち着いて正確に加えることで有利な状況を作り出せる。何かを解決しようとしたときに問題の射程圏内にいてはダメなんだ。散乱した部屋をそのままにしてでも、まず近所のカフェに一時避難してコーヒーの一杯でも飲んできたらいい。

 そうだ、今日はレヴィ=ストロースの話をしよう。正式な名前はクロード・レヴィ=ストロースという。彼はフランスの民族学者で、オレたちの暮らしが近代化されていくなか、現代人こそ野生の感性を忘れてはならないと説いた人物だ。

 彼は今から何十年も前に情報が溢れる社会の到来を予見しており、そこで人類が森で暮らしていた頃のような野生の嗅覚を失うようなことがあれば、簡単に情報に翻弄されてしまうという危機感を持っていた。まるでインターネットの普及とその社会的な問題点を突いているようじゃないか。当時、経済成長により人々の生活スタイルが大きく変わっていくなかで、日本の思想界にも大きな影響をえただけでなく、著書「野生の思考」などにより一般にも広く親しまれた。

 2009年に100歳で亡くなってしまったレヴィ=ストロースは1977年に学会に招かれて初来日した。そのとき各地をフィールドワークして歩いたことをきっかけに日本に大変な興味を持って、以来何度も来日を重ねる親日家となった。

 その時代はまだ多くの民家を地元の大工が建てており、職人の文化が日本人の暮らしに息づいていた。陶磁器や織物、竹細工などの民藝も盛んで、彼はこれらの作業現場を大変興味深く見つめていたという。そこでフランス語で「労働」を表す「travail(トラヴァイユ)」という単語が日本の労働に限っては翻訳として正しく当てはまらないことに気がついたんだ。

 一神教の文化を持つ西洋では、労働は原罪を償うための苦役や天国に行くための修行という考えが根底にあり、日々の仕事は生きるために自分を殺して仕方なくするもの、という意識が強かった。それに対して彼が日本で見た職人たちはみな、仕事そのものに価値を見出し、文字通り寝食を忘れて作業に取り組んでいた。

 さらに石や木をムリヤリ人間にとって利益あるものに作りかえてしまう西洋に対して、自然の命を保ったまま手を入れる部分を極力減らして美しい形の道具や家具を作り出していることも知った。

 少ない労力で美しいものを生み出す、という特徴は料理にも通じる。鍋の中で全てを一緒に煮込んでしまう西洋とは違い、日本料理は魚は魚、野菜は野菜というように分けて配置され、口に入れる直前まで食材が生きていたときの姿が見えるようにデザインされているということにも気がついた。ここでも加工は最小限というわけだ。

 遠いフランスから来たレヴィ=ストロースの目を通して見た日本観にはたくさん学べる点があるとオレは思っている。

 いや、思っていた。

 「本来、料理の楽しさや掃除の達成感は人間の野生の部分を刺激してくれるものだ」と、今日はそんな感じに締めくくろうと思っていたが、レヴィ=ストロースが日本を巡っていた時代と、現代では家庭の事情が大きく違っていることに、たったいま気がついた。よく考えてみれば、あの時代の職人がみな自分の仕事を抱えながら、同時に育児や家事を完璧にこなしていたとも思えない。

 どうやら日本の家庭事情の歪みはフランス現代思想をもってしても簡単には解決できないらしい。

 ようりんが悩むパートナーとの家事の比率が10対0なのか6対4なのかはわからないが、きっちりと半分に分かれる日も永遠に来ないと思うので比率をイライラに繋げてしまわないほうが良い。それでも家事に関する交渉を持ちかける場合は、結果的に状況が変わらないことも念頭に入れて休戦のタイミングをきっちり決めておくことだ。交渉というのは、平行線でラッキー、少しでも前進すれば大ラッキーくらいに考え、辛抱強くチャンスを待ち続けよう。

 家事は余裕をもってこなせる量なら楽しいのだが、仕事や育児などが複合的に絡み合うと、とたんに大変になるんだよなぁー。とにかくひと休みしようぜ。


 
 
 
 
 
 

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by hoo-ja986 | 2017-02-08 20:56 | アツヲ@営業部 | Comments(0)