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ハチの幼虫を炒めて食べたり、 稲刈りの終わった広い田んぼでUコンを飛ばしたりして 遊んでいた小学3年生の頃…。 もちろん、低学年の自分にそんな難題をこなせる訳ではなく、 近所にいた数学年上のお兄ちゃん、Tさんのマネばかりしていたし、 Tさんから色々遊びの手ほどきも受けた。 そんなTさんが持っていたのが「おもちゃの作り方」という本。 見せてもらって「こんな本があるんだ!!」と ワクワクしながらページをめくっていったのを今でも覚えている。 そして、同じ本をすぐに自分も買ってもらい、遊びのバイブルとなった。 うちの親は建築の仕事をしていたので、 実家にはいくらでも工具はあったし、 材料となる木片なんかも容易に手に入り、 掲載されてある「おもちゃ」を、Tさんと次から次へと作った。 外で作ることも多かったので、 本は陽に焼け、雨にも濡れたこともあった。 装丁はボロボロになり、セロテープで何カ所も補修し、 自分なりのメモ書きも本に書き込んだりして、 この「おもちゃの作り方」はいつも手元にある「相棒」だった。 Tさんが中学に入学した頃、 地元にもスポーツ少年団が発足し、自分もスポ少でサッカーを始めた。 中学生のTさんも当然遊んでくれなくなったし、 自分もサッカーに夢中になり「おもちゃを作る遊び」から遠ざかっていった。 しかし、中学生の頃までこの本は持っていたと思う。 本棚に並べられたコミックスの端っこに ボロボロになった「おもちゃの作り方」があった。 高校の頃、実家がリフォームなんかもしたので、 そのどさくさで、いつの間にかこの本は無くなり、 すっかり存在も忘れていた。 時はあれから30年…。 すっかり記憶から飛んでいた子供の頃のバイブル「おもちゃの作り方」、 先日寝入りばなに「ふと」思い出し、当時のことを懐かしんでいたのだが、 そんな「正夢の如く」の土曜日の新聞記事。 著者の名前さえ忘れていた 1973年初版の「おもちゃの作り方」が、 装いも新たに文庫本として 「なつかしい『おもちゃ』の作り方」と加筆修正され復刻出版、 その本の紹介が新聞に掲載されていた。 うちの子供も大きいので、手作りおもちゃも必要ないのだが、 また「あの頃のバイブル」が読めると思うと嬉しくて嬉しくて本屋に向かう。 これまで一度も使ったことがなかった本屋設置の検索パソコンで在庫を確認し、 確認票をプリントアウトして、店員さんに探して持って来てもらった。 数十年振りに読み返す「おもちゃの作り方」。 正式には「なつかしい『おもちゃ』の作り方」 加筆修正されたとは言え、ほとんど当時の内容と変わりない。 漫画家で著者の石川球太さんの独特のタッチも当時のままだし、 記憶が断片的だったイラストやセリフが当時のそのまま掲載されている。 それを懐かしむ度に当時を思い出し、感動の連続。 改めて読み返すと、ナイフを使ったり、紙火薬を使ったりと、 今では父兄から苦情が聞こえそうな内容もあるのだが、 当時は普通にこれ読んでこの通りに遊んでいた自分たち。 「時代は変わったな」…とつくづく。 しかし、この本の復刻版で数十年前にタイムスリップし、 当時のことを思い出させてくれた 石川球太さんと出版社に感謝。 なんか、無くした大事な宝物が、再び手に戻っていた気分。 どんより天気の週末でしたが、この本だけで十分満足の日曜日でした。 フリーペーパーHoo-JA! オフィシャルサイトへ
by hoo-ja986
| 2010-10-03 23:02
| 編集長
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