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フリーペーパーHoo-JA!公式BLOG。編集部の日常と取材裏話。新居浜と西条のスポット探訪。
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天体観測 2015
 
本来ならフィンランド日記の最終回ですが、
緊急特番的に別のお話をねじ込んでくる編集長です。

マイア・ヒラサワのあの歌が
脳内リピートするお盆がやってきました。
(歌詞の意味は全然違うのですが…)

お盆と言えば毎年恒例「ペルセウス座流星群」撮影。

とはいえ、昨年は社内カレンダー、
13日出勤日、14日締切日の出勤という流れで
行けませんでしたが、今年は13日からの夏季休暇。

今年は月も新月、絶好の撮影条件なのです、が…

お天気の具合がどうにもこうにも…。

13日夜の新居浜地方、夜空を見上げても雲雲雲。
なかなか世の中うまくいかなもので…。

毎回行ってる別子山のヘリポートにするか、
でも、南の山を見ると随分雲がかかってる。

直前まで見ていた天気予報や
ペルセウス座流星群特設サイトによると、
瀬戸内海に近いほど見える確率は高い。
そのサイトでは広島県や岡山県西部は、

「バッチリ見える」

の地図上のサインサインサイン。


さて、大永山トンネルを越えたらまさかの星空…的な
確率のかなり低い四国山地のど真ん中、別子山ヘリポートを目指すか、
天気の確率はまだ少し高いものの、
撮影場所をどこにするか全然見当のつかない瀬戸内側にするか…


午後8時30分、同行のFクン(20代のカメラ好き)を迎えに行き、
まだ空を見上げて迷う迷う迷う。

Fクンいわ

「俺、雨男なんですよ」

なんて幸先の悪いカミングアウトだ。

でも、Fクン、かなり目はいい。
視力は2.0だそうだ。

ワタクシのコンタクトレンズでカスタマイズされた眼球も、
「ローガン」とカタカナで書くと
アックスボンバーが炸裂しそうでカッチョイイのに、
漢字で書くと「老眼」と、
なんだか枯れ果てた寄る年波には勝てない視力の衰え。

そんなポンコツ眼力のワタクシの目ではもう認識できない
真っ暗な中の四国山地をずっと見るFクン。

「なんだか山の方、雲が切れてきましたよ」

よし、その言葉を信じよう!
目指せ、別子山だ。

しかし青龍橋を過ぎた頃、道には霧がかかり、
清滝トンネルを越える頃には大粒の雨が降ってきた。


「あかん、引き返そ…」



視力が2.0でも、街場から見ただけでは山の天気は判断不可能。
大永山トンネルを越えれば、まさかまさかまさか…
なんてことがあったかもわからないけど、
安全策を取り、とりあえず今治方面に。

さて、街の光害がなく、標高が高いところはドコだ?
で、思いついたのが今治市大島の亀老山展望台。

何年か前に、今治おんまく花火をここから見たことあるのだけど、
今治の夜景はキレイに見えたし、
しまなみ海道もお盆期間中はたしかライトアップしていたはず。

う〜ん、光害は大丈夫か。
でも「ええい、ままよ」と、
死語を頭に浮かべながら「しまなみ海道」へ。


大島北インターを降りてすぐ、
亀老山展望台を目指して車は山道を登る登る登る。
展望台入り口少し手前では、1台の車が停車し、
ライトアップされた来島海峡大橋を撮影している。

まあここに決めたのも、最悪天気が悪けりゃ、
来島海峡大橋でも撮って帰ろう、という安易な考え。

展望台の駐車場へ入らずに、
そのまま進んで第二駐車場的なところで行き止まり。
しかし、今治の街や来島大橋は山陰になり、
ここから見える街明かりは遠く新居浜や西条のもの。
撮影場所はとりあえずココに決定。


天体観測 2015_c0136239_1433633.jpg
かなり雲が低いんですけど…大丈夫なのか?



雨は降っていないものの、
雲が切れては星が見え、
またまた雲が流れてきては星を隠す、
そんな状態の繰り返し。

連続的に雲が流れては星を隠しの状態なので
撮影方向も雲の切れ間に向けてカメラを向けるしかない。


天体観測 2015_c0136239_1511740.jpg
雲の切れ間を狙う狙う狙う





ワタクシの場合、
サードパーティー製タイマー付レリーズ(安物)を持っていたので
セッティングさえすれば、あとは勝手にシャッターを切ってくれる。
でもいつの間にかカメラを向けた方向は雲だけだったり…。

Fクンはシャッタースピードを30秒にして、
毎回毎回、手でシャッターを押すという地道な作業作業作業。

それでも視力2.0のFクンは

「あっ、流れた」

と小さな流星も見逃さず、次々肉眼で流星を見つける。
実はマサイ族並みの視力か?と
思わすぐらいのFクンの眼力に驚く。
この日は大なり小なり肉眼で30個以上は見たという。
こんな悪条件の中、なんて奴だ。
でも、残念なことにカメラのレンズは別方向…。


そんな時間を過ごすこと数時間、
ワタクシめが大失態。

なんせ雲の切れ間を狙うのだから、
カメラの方向移動は日常茶飯事。

その度にISO感度をMAXに上げて、
シャッタースピードを1〜2秒で写り込みを確認してから
マニュアルモードを再設定をしていたのだけど、

大きな流星を見た瞬間、

「これは撮れた!!」

と、確信。

ウヒャウヒャとカメラを確認したところ、
ISO感度を800に戻すのを忘れ、
感度16,000のシャッタースピード30秒という
ありえない設定で撮ってた(泣)

真っ白な画像を、無理矢理フォトショップで修正してみ…(大泣)





天体観測 2015_c0136239_1315399.jpg
ヒドイですね。ISO感度16,000



「そんな大失態をしながら人は成長するのだ」

と自分を鼓吹しながら、
粘りに粘ること約5時間。
ついに大きな流星がレンズ方向を流れる。

思わず、

「うぉっ!!」

と声が出る程に。

この大きな流星が出現した時、
Fクンは下を向いていて
肉眼では見えなかったけど、
ワタクシの奇声に驚いたそうだ。

まさに

♪静寂を切りいて いくつもの声が生まれたよ 状態。 

そんなFクンのカメラも流星の方向にセットしてあった。

二人でファインダー再生して、
思わずガッツポーズポーズポーズ!!

家に帰ってから少々補正をかけたものの、
こんなにハッキリクッキリな流星写真は初めて。

天体観測 2015_c0136239_1333149.jpg
もう少し上のスペースがあればよかったけど、贅沢を言えばキリがない



夜が白々と明ける頃に帰宅し仮眠、
朝9時集合の氷見盆野球に30分遅れで西部公園入りし、
真夏の太陽が照りつけるクソ暑い1塁側ベンチを
試合に出ることなく更にベンチを温め、
(人数が足らない場合を想定してのベンチ入り。でも若い衆がたくさん来てくれたので…)
終了後は実家に戻って昼間から爆睡爆睡爆睡…。

ちなみにFクンは帰ってから数時間後に
徳島まで阿波踊りを見に行ったとか…。


若いって羨ましい…。

次の流星にはこう願おう。





「若さ若さ若さ!!」




でも本当は「金金金カネカネカネ」だったりする。







 
 
 
 
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by hoo-ja986 | 2015-08-15 23:59 | 編集長 
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