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アツヲに訊け!スーパー![33]
   
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ネットだけで読める「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第33回!
学校の宿題なんてつまらないです。
それが適正な反応であります。だからぽてとの息子は正常なのだ。



 
学校の宿題を教えるのが大変です。私の教え方がいけないのか、反抗的な息子。旦那には素直なのに...。
ぽてと(32歳・女)


 子供時代の勉強なんてのは将来自分が自由の身になった時に初めて効果を実感できるもので、それまでは出口の見えない暗黒のトンネルだ。だからこそ人生の先輩である親が、ゴールに何があるかしっかり見せてあげないといけない。

 ゴールが見えないというのは例えるならば、何キロ走るか発表されていないマラソンのようなものだ。プロアスリートはそんな競技には絶対参加しない。ペース配分ができず体が壊れるのが目に見えてるからな。だが日本の子供たちはそんなレースに容赦なくポンポンと放り込まれていく。いつの間にか定期テストとか受験とか、チェックポイントを通過することに全力を注ぎ始め、自分がどこかに向かっているという基本的なことを忘れてしまう。そもそも知らされていないんだから当然といえば同然なのだが。

 単刀直入に言おう。男の子ならば勉強の前に、カッコイイものをこれでもかという程見せておけ!センスや価値観は思春期までに自分にくっついた偏見の集合体だ。若いうちにしっかり「カッコイイものバカ」「先進技術バカ」にしておく必要がある。クルマを知らないヤツが突然「フェラーリに乗りたい」とは絶対に言わないよな。これが「美」や「パワー」に敬意を抱いていない状態だ。圧倒的なものに対する敬意というのが、勉強するためのエネルギーの源泉である。さらに恐ろしいのは、その子の中から工業デザイナーとかエンジニアとかの選択肢が見えないまま、けっこうな時間、人生のチェックポイントをクリアするためだけに走ってしまうことだ。レストランに連れて行けば料理人という職業を説明できるし、文化の違う場所へ旅行に行けばジャーナリストという職業を紹介できるかもしれない。

 どの分野でも一線で活躍している大人というのは、言葉というモヤモヤしたものでなく、数字がしっかりと頭に入っている。自分が作った超カッコいいクルマがレースを走っているとしよう。ライバルを抜き去るため現状の速度からある速度に加速するとき、どのくらいの時間でそこに到達するか、これを正確に判断するために微分積分の知識は必須だ。ここで初めて勉強する明確な理由が発生するんだ!

 オレが子供のころ、工事現場は養生シートで覆われていなかったので大工という仕事がどういうものなのかイメージすることができたし、食堂にいけばだいたい大将の背中が見えた。自営業が多かったので、大人が仕事をする空間と子供が遊ぶ空間が非常に近かった。昔は良かったとかそういう話ではなく、社会の進歩とは混沌としたものをキレイなカバーで隠す方向に動いてゆくものなのだ。逆はない。子供が「職業」そのものに興味を持つきっかけが大幅に減ったならば完成品を先に見てもらって、その感動はどのように作られたかという順で紐解いてもらうしかない。

 旦那には素直ということは、幸い同性同士で響き合うシンパシーのようなものがあるのだろう。一度教育方面は旦那に任せて様子を見るのもアリかもしれないな。大丈夫、子供は必要な時にきちんとぽてとを頼ってくる。そういう選択はしっかりできるもんだ。


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by hoo-ja986 | 2017-08-24 18:14 | アツヲ@営業部
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