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アツヲに訊け!スーパー![最終回]
   
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 突然の終了告知より2週間、ついにお別れの時がやってきた。巷では様々な噂が飛び交っているが、その実、単なる連載終了である。こちらとしては数年の連載期間中にファナティックなファン数名の存在も確認しているので、何も言わずに去るわけにもいくまい。ご承知の通り、アツヲは実在の人間である。キミたちが日々を営んでいる間にも、オレはどこかで飯を食っている。昼寝をしている。空を見ながらオシッコをしている。そして、こんな連載を熱心に読むヤツは、時代がどれだけ混迷しようとも自ずと自分の居場所を見つけれ生き延びるだろう。だから「アツヲに訊け!」のファンは基本、何が起こっても大丈夫な素質をあらかじめ備えている。明日からもいつも通り生きてくれ!できれば粋に。

 その他、暖かい目で連載を見守っていてくれていた読者諸氏へ。社会人、あらゆる労働に勤しんでくれ。家庭を守っている方々、天気が良い日は散歩を忘れずに。学生、恋をしろ。何かを失い現在疲労で動けない方、必ず何かを掴む日がくるので、空中に手を伸ばしたまま呼吸だけは止めるな。ロスというのは人が生きる上で絶対に必要なものだし、良いものだ。もしかしたら人生で最高のものかもしれない。いつか訪れる絶望から希望への転換を大いに楽しんでくれ!

 それではこれをもって「アツヲに訊け!」および「アツヲに訊け!スーパー!」を終了とする。長期にわたる連載を続ける力をくれてありがとう。みんなを愛しています。






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by hoo-ja986 | 2019-02-20 19:11 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![68]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第68回!
今回は最後に重大発表あり!
心臓を落ち着けて読んでくれ!




 
学生時代が終わるのが辛いです!
ハルチーズ(20歳・女)


And God, tell us the reason
youth is wasted on the young
あぁ、神様教えてください
青春が意味を失ってゆきます


 これは映画の主題歌にもなったアダム・レヴィーンの「Lost Stars」のサビの一節だ。これからハルチーズは青春だけでなく、様々な終わりや別れを体験してゆくことになるだろう。さらに言えば長い人生を通して見てみると、卒業のような予告を伴う別れなんてむしろ珍しい。本来別れというのは、死角から後頭部を殴られるように不意打ちで訪れるものだ。視界を取り戻そうと頭を振ったあと、大切なものはもうそこにはないんだ。(これにピンとことない自称大人な方々もいるかもしれない。社会に出ると人の出会いも別れも挨拶や契約などの「手順」を伴う。そう思っているのなら、大変申し訳ないが、あなたはもう相当多くのものを失っているぜ)そして「Lost Stars」は以下のように続く。

Turn the page, maybe we'll find a bland new ending
Where we're dancing in our tears
ページをめくるとそこには別の結末があるかもしれない
ぼくらは、そこで、涙を流しながら踊っているかもしれないしさぁ


 少し早いが卒業おめでとう。そしてロスは人生の良い勉強でもある。慣れない新生活で闇を彷徨うこともあるだろう。一日の半分が必ず夜であるように、生活において幸福な朝が連続することは少ない。明けない夜が続くこともあるかもしれない。だからオレは歳を重ねることの意義を、良い夜の過ごし方を見つけるということだと考えている。成功者になるとか、通帳の金額を増やすとか、それはあまり実戦向きの構えではない。しかしhalfway to dawn(夜明けまの道半ば)を楽しめるようになれば、もう怖いものなしだ。もしひとつくらい具体的なアドバイスがあるとすれば、逆境に見舞われたとき真正面から一人で対峙するのはやめた方がいい。連合していこう。人はどんな孤独な時でも、一人くらいは味方になってくれる人間がいるものだ。もしいなくても、その場合は趣味に没頭してもよいし、文学や音楽などのアートを拠り所にして乗り越えることもできる。しかし心を閉ざして自ら視界を狭めてしまうとこれを見つけることができなくなってしまう。ハルチーズ、君は今、喪失という新たな蘇りのただ中にいる。それでも勇気を持って踏み出し、ぜひ美しい星空を楽しんでほしい。

次回!「アツヲに訊け!」最終回!




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by hoo-ja986 | 2019-02-06 19:41 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![67]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第67回!
人は容易く汚い言葉の魅惑に堕ちてしまいがち!
でももっと厄介で怖いのは、綺麗な言葉で静かにネチネチ責めてくるやつだ!




 
最近、子供が汚い言葉を使います。どうやってやめさせたらいいですか?
リサラーソン(32歳・女)


 子供の名前には「さん」や「君」など、敬称をつけて呼んであげるといい。これだけで、子供の心も落ち着きを取り戻すはずだ。かく言うオレも恥ずかしながら、ある時期までは人の名前の呼びについて思いを巡らせたこともなかった。先輩や年上には、なんとなく「さん」をつける、まぁそのようなものだろう、と。

 オレがこの手法(いま思えば人として当然のことなのだが)を知ったのは元外交官の作家、佐藤優氏の自伝著書「先生と私」のシーンによる。本の冒頭近く、まだ小学生の佐藤氏は両親から「優君」と呼ばれて育つ。息子に父親が何かを伝える際も、時代の進歩により自分の理解が追いつかない分野については「そろそろ優君にお父さんが教えてあげられる内容もなくなると思う。(中略)お父さんの知識は完全に時代遅れになっている」と素直に詫びて、すぐに専門の教育過程を用意する。幼い佐藤氏は時に厳しく叱られる時もあるが、基本的には親が子供を所有物ではなく対等な一人の人間として扱っていることが、名前の後の敬称から伝わってくる。オレは自分の子供を持つ前にこの文章に出会えたことを嬉しく思った。

 そしてこのような環境で育った佐藤氏は、先に書いたように外交官となり当時のソビエト連邦に赴任。モスクワ騒乱事件に始まるソ連崩壊を間近で目撃することになる(このあたりの詳細は同氏の別の著書「自壊する帝国」にて)。政治の中枢では多数の死者を出し、戦車の砲弾が飛び交うなか首都に留まり、独自のパイプを駆使し要人の安否について日本に正確な情報を送り続けた。

 これを可能としたのが佐藤氏の根底に流れるフェアネス性だろう。宗教も抱える歴史も大きく違う国で、現地の人間から信頼を得るのは並大抵のことではない。常に相手と対等に、嘘のない真実を伝えることに努めることによって宗教観や歴史観の断絶も乗り越えた佐藤氏は巨大な国家が崩壊する中でも生き延び、仕事をこなしてしまう。もちろん、この「誠」の精神を佐藤氏の最深部に植え付けたのはご両親だろう。

 子供の視点から見れば、世界はそのような戦場と同じである。誰が信頼に値する人間か、きちんと見分けている。自分の命が懸かっているのだからな。そして近くに頼れる人間がいない場合、自分の身を守る手段として暴力の出る幕となる。これは当然のことである。しかし、信頼して自分により沿ってくれる人間の存在を感じた時、子供だって大人だって伸び伸びと周りをを幸せにする方法を探し始めるんだ。









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by hoo-ja986 | 2019-01-23 19:51 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![66]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第66回!
2019年のスタートは稀にいただくファンメールである!
こういうのを待っているの!
アツヲに訊けは、何も訊かなくてもいいの!



 
アツヲに訊け!のコーナーいつも読んでいます。質問に対してアツヲさんがどんな解決策をズバッと言うのか楽しみです。
バンビー(45歳・女)


 ありがとう!しかしオレが示しているのは問題の解決方法と見せかけて何か別のことで気を紛らわしたり、可能ならば楽しく忘れてしまう方法だ。問題は適当に放ったらかしにしておくことが一番、と言うことが多い。これを以前このコーナーで「中腰でいる能力」と言ったことがある。白黒つけないということだが、これは空気イスをやっているようなもので相応の筋力が必要だ。ネット検索で答えがすぐみ見つかり、結論を急ぐ現代社会で退化してしまった筋力だな。

 気になる異性のことを考えるだけでなぜこれほどまでに人格が変わってしまうのだろう。遠い国の悲惨なニュースに胸を痛めながら、なぜ自分の些細な体調不良をその100倍も心配してしまうのだろう。答えなんてないよなぁ。この世は答えなんて出したって仕方ないことだらけなんだ。この答えの出ないことが、文学や音楽などの芸術に生まれ変わり、おかげで世界はこうも芳醇である。

 しかしただ放っておいても、問題それ自体が消えてしまうことはない。解決とは多くの場合、誰かが静かに道を開けてくれたり、そっと手を差し伸べたりすることにより実現する。何かが自然と上手くいった時こそ、このような人々の存在をしっかりと感じることが大切だ。ホッとして油断して目を曇らせてはいけない。

 今年も様々な問題は変わらずあるだろう。焦らず、驕らず2019年を生き抜いてくれ。











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by hoo-ja986 | 2019-01-09 19:26 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![65]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第65回!
旅は一人で行く方が良い!という人の言い分は、
しばしばパートナーとのケンカが最大の思い出になるから、
とのことだけど、誰かと行く旅もいいんだよね。



 
寒さを超える収穫があるのか疑問で、イルミネーションを遠方まで見に行く気がしません。
T.H(49歳・女)


 外出の理由を目的地で見てしまうと、効率をだけ考えて出かけることになる。例えばオーロラを見るなら安く、短期間で、寒さも厳しくなければなお良い、ということになり早速出現スポットの緯度や出現率の計算に取り掛かることになる。しかし旅の最大の思い出は案外目的地と別の場所でできたりするもんだ。だって目的地の写真はすでにガイドブックにたっぷり載ってるんだから。

 そういえば、日本人の冒険(山の登頂や極地の横断、未踏地の探検とかそういうやつだな)の記録には世界に比べて単独行が多いと聞く。欧米の探検家にも単独行の例はあるが、それは一般に少数派で、可能ならば隊を複数人で編成して目的地を目指す。当然その方が成功率も上がる。困難な局面を仲間と協力して乗り越えられるからな。日本人の冒険家たちはそのことは考慮に入れた上で、それでも一人で冒険に出てしまうんだな。この話を聞くと、日本人にとっての冒険とは記録の達成よりも孤独に身を置き自分を外部環境と切り離す、すなわち道中の自身の変化に目的を置いているという気がする。プロジェクトの達成効率を重んじる欧米に対し、途中経過もしっかり楽しむ日本独自の「粋」が感じられる。

 イルミネーションを見に行ったら、途中で寄ったラーメン屋がとてもウマかった。あまりのウマさに仰天してイルミネーションを見るのを忘れて帰ってきちゃった。それでいいと思うんだけどな。











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by hoo-ja986 | 2018-12-19 18:18 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![64]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第64回!
コンピューターにできなくて、人間にできること
それは「間違いを犯すこと」って誰かが言ってたよ。




 
美味しくてコスパが良いオススメの居酒屋はありますか?
10月1日が好き(23歳・男)


 なんだよ!みんなコスパ、コスパって!21世紀はコンビニの弁当だって全部美味いんだぞ!オレは逆にコスパが悪いものがどんどん社会から駆逐されていく現状を心配しているというのに!

 予想される結果しか許さない社会(「高級レストランの高いコース料理が美味しかった」「テスト勉強を頑張ったので良い点がとれた」「全知全能を駆使し憎いアイツを罵倒したら相手が傷ついた」など。またはその逆)は、人々をデカダンスで包み、ひいては「こちらが好きになれば相手からも同じ反応が返ってくる」という力学の存在を啓示として受け取るヤツが現れ、執拗なストーカーとなる。クレーマーだって相手が少し違うだけでその構造は変わらない。

 「俺が毎夜君にフラれて帰る後ろ姿を見てみろよ。あまりに哀れで、思わず後ろから抱きしめたくなっちゃうぜ」

 これは三島由紀夫が、美輪明宏へのアプローチを優雅にかわされながらも吐いたセリフである。(もちろん二人は男同士なのだが、そこを追求するのは野暮の二文字だろう。こんな洒脱かつ情緒的な会話とともに偉大な芸術家二人の親交が三島の死の瞬間まで続いた、それだけで十分だ)この愛のあるセリフが、この日本のどこかで囁かれた夜を思うだけで失恋に泣く全ての者は救われ、その体に前進のための力を宿すことができる。しかしもし三島がコスパを追求する男だったら、こんなことは言わないし、そもそも二人は出会わなかったはずだ。

 個人がコスパを追求するのは自由だが、社会全体でそれをやってしまうと、恋が恋でなくなりミシュランガイドは焚書され、あらゆるアーティストは全員廃業である。今すぐ見知らぬ店に飛び込み、値段の割に驚くほど不味いメニューを探してネットに「ウマイ!」と書き込もう。それで世界は少しだけ生命力を取り戻す。










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by hoo-ja986 | 2018-12-05 19:01 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![63]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第63回!
読書には夜が似合いますね。
ちなみに深夜を表す「24時」という表現。もとは軍事用語ですが、
放送業界には30時(つまり朝の6時)まであります。



 
最近読んだ本はなんですか?
すけママ(32歳・女)


 本好きは自分の読書遍歴を簡単に口外したりしない!読書がしたければ、とにかく鬱々とした気持ちを抱えて本屋に向かうのが一番だ。もしすけママの心に不足しているものがあれば本棚を前にした瞬間、何を読むべきかすぐに分かるだろう。喉が渇いて目が覚めた夜に冷蔵庫を開けた時のようにな。まず本屋に行きたくなる3冊をライトな順に挙げておく。

■「本の虫の本(創元社)」
 業界の異端児たちによる贅沢な読書あるある本だ!気軽に楽しめる掌話の秀逸さもさることながら、何より本という物体を知り尽くした「読ませる仕組み」が随所に潜んでいる。今時珍しい気合の天アンカット製本。電子書籍などいらん!

■「紙つなげ!再生・日本製紙石巻工場(早川書房)」
 東日本大震災で被災した製紙工場奇跡のスピード復活ノンフィクション!読書家なら自分の好きな本の紙が、どの製紙工場の何号機で作られてるかくらい知ってるよな!

■「立花隆の書棚(中央公論新社)」
 こんなのを読み通したら、きっと本屋に行く体力なんて残ってないぞ!いわゆる本のカタログだが、著者は田中角栄を政権から追い落とす発端となった人物でありながら、後年ジブリアニメ「耳をすませば」で主人公のお父さんの声も当てている!

 ちなみにこいつ本なんて読まないな、というやつには「純粋理性批判」と「ユークリッド原論」を完全に理解して「失われた時を求めて」のあらすじを諳んじ、「カラマーゾフの兄弟」の登場人物相関図を完璧に書くことを勧めれば良い。なんて文学的な読書指南だろう、実行した者が幸せになれるとはとても思えない。少しでも本に熱中した経験のある者ならば読書にグランドスラムがないことは知っている。ネットでより多くの賛同を得られる価値観のみが正義とされる社会で、自分だけの一冊を見つけて、作中の悪党に共感して涙を流すことはもはや背徳行為である。だが断言しよう。遠い将来、本よりインターネットの方が先に無くなる!

 さらに、ちょっとした読書の冒険をしたければ個人経営の小さな本屋を探索してみても良いだろう。最近は出版取次を通さずに店主のセレクトで運営される尖った本屋が日本各地に出現している。こういう本屋は地元でのみ流通するリトルプレスやマニアックなフリーペーパーとの出会いも期待できるし、ごく少量しか発行されていないためISBNコードすらない本も並べられ、SNSならぬNSN(ナマ・ソーシャル・ネットワーク)のハブを形成しつつある。平積みのベストセラーをあえて避けるのも、本との出会いの精度を上げるテクニックである。
では諸君、本に戻ろう。読書家の夜は深いぞ!




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by hoo-ja986 | 2018-11-21 18:08 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![62]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第62回!
人生では体力まかせに駆け抜けたために見落とす景色があります。
車の運転でも難しいのはブレーキング。
勝手にスピードが落ちてくれるなら、こんなに良いことはありません。



 
33歳になると体が弱ってきました。
ゆいかパパ(33歳・男)


 長いスパンで見れば、何かを失うということは吉兆である。老化を感じた途端に突然運動を始めたりアンチエイジングに励む健康原理主義者が多いが、もう少しその年齢からしか楽しめない景色を楽しめよ、と思うね。

 「幸福はどれも似たものだが、不幸はいずれもそれぞれに不幸なものである」という書き出しではじまるのはトルストイの「アンナ・カレーニナ」だったか。マーヴェラス!健康で幸福な人生とは誰にイメージさせても同じようなものだが、中年の洞窟は同じ入り口から入ったとしても早々に枝分かれする道でそれぞれの孤独を味わうことになる。疲れ、病、など様々な喪失によって身に付く対処法もそれぞれだ。

 世のおじさんの多様性を見よ!友達を減らし、持病と付き合い、迎合を忘れ、それでも楽しく生きている中年は数多くいる。若者のファッションが簡単に仲間とカブる一方で、おじさんの身に付けるものが見事な独自性を発揮するのもまさにこの洞窟を孤独に彷徨っているからだ。

 老化を感じたら安易なアンチエイジングなどに走らず、あかりを消して暗闇を見つめよう。キラリと小さく光る鉱物を拾い上げるんだ!我々は誰しも纏う権利を持っている。不健全とメンタルリスク、そしてファナティックを!良い側面を見て歩もう!








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by hoo-ja986 | 2018-11-07 19:36 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![61]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第61回!
何もない一日の次は最悪な一日。人生はいつだって中途半端!
書くことは治癒行為。でも日記の書きすぎはメンタルリスクを伴います!



 
日記が続きません。後で思い出して書こうと思っても何をしたのか忘れてしまいます。三日坊主にならない秘訣を教えて。
もっちーず(35歳・女)


 日記は普通のノートに書くのが一番だ。コツは日付けを書いたらそのまま改行せずに、その日の出来事を箇条書きに。感情を書き込むと無駄に神経が高ぶるので起こった事実だけを書く。後日書くときも改行なしで、前日の記録に続けて書く。字でびっしり埋まってしまうが気にするな。そして特に何も起こらなかった日は書かなくてオーケーだ!普通のノートにぶっ続けで書けばこれができる!

 1日に1ページだったり、決まったスペースが用意されている専用の日記帳なんていらねぇ!日記が続かない原因はある日、書くことが無くなり一日分のスペースに穴を開けてしまうことである。空白はが重なり、その罪悪感から早晩お気に入りだった日記帳が目に入るのもキツくなる。あっという間にジ・エンドだ。日記を続けるにはまず「日記は続かない」と知らなければ!

 決まったスペースが用意されている日記帳は「結論ありき」を強要する。この「結論ありき」は日本ではあらゆる組織に採用される歴史あるシステムだが、同時に不正の温床にもなる。毎日後で思い出せるような劇的な出来事が起こるものか。それでもなお日記のを埋めようとすれば記憶の水増し、捏造、改ざんが必須である。

 生活とはほぼ「起きる、仕事、帰って寝る」で構成されている。一見地味なようでこれが続いている人はきっと幸せだ。空白の日々こそが平和の象徴である。日記はノートで十分!それでも専用のダイアリーを使いたいのなら、大きく裏表紙にこう書いておけ「空白の日は起きて仕事して帰って寝たのでそこそこ幸せだった」と。








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by hoo-ja986 | 2018-10-24 18:45 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![60]
   
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いつか何かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
台風25号が近づいておるぞ!
人生の雨風しのぐ「アツヲに訊け!スーパー!」第60回!
時空を越えて早くも還暦!




 
子どものおもちゃで家がいっぱいです。「捨てていい?」と聞くとダメと言われます。どうしたらいいですか?
えっぽん(30歳・女)


 モノも情報も、なにも考えず生きていると向こうからやってくる時代だ。一見、豊かではあるが選択肢が広いほど、人は決断ができなくなるのもまた事実。自らの意思で何かを手放すという経験を、なにを手放すかを決めるという作業も含め、若いうちから経験しておくことはこれからを生きるために必要なことだと、俺も思う。断捨離とか言って、整理の具体的な進め方や効用に関する情報は溢れているだろうから、ここに書いても仕方ないだろう。今日は別のことを打ち明けよう。

これはあまり知られていない事なのだが、あらかじめ選択肢を絞った者は、左右ではなく前後に移動する能力を身につける。端的に言うと自分の過去や未来にアクセスできるようになる。話が抽象的過ぎるだろうか。申し訳ないが、しかしそういう説明しかできないのだ。「過去から何かを持ってくる」「未来に何かを置いてくる」なんていうと何かトンデモ話のように聞こえるかもしれないが、いたってマジメである。消費者ローンの話じゃないぞ!あれは自分の未来から金を取ってくることであり、全然違う。

楳図かずおの「漂流教室」を読んだことがあるだろうか。あの作品の主軸は荒廃した未来世界に飛ばされた少年少女たちのサバイバルだが、現代で突然学校と共に消えてしまった子供達の安否に胸を痛める両親とのつながりも重要なポイントとなっている。息子の危機を感じ取った母親が、現代でホテルの一室の壁にナイフを埋め、それを未来で朽ちたビルのコンクリートから主人公の翔が取り出すという印象的なシーンがあるが、あれに似た事をこっそり日常的に一人で行っている者は、少なからずいる。過去や未来を社会規模で変えて多くの人を救うなんて大それたことは無理でも、自分の人生をちょいちょいと調整するくらいはオレもやっている。うまく使えばこれが結構役に立つ。

たくさんの選択肢を眺め、左右にばかり首を振っているヤツは大人にさえ多いが、さっさと自分の一番好きなオモチャをみつけて、とことんそれで遊べ!と言ってあげたらいい。勝手に捨てたらダメだぞ!理解できそうな年齢になったらよく話し合ってな。

ちなみに日常的なことで言えば、「料理」は完全に時間を越える技術だ。あらかじめ作るものをひとつ決めて作業を始めるだろう。





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by hoo-ja986 | 2018-10-03 20:42 | アツヲ@営業部 | Comments(0)