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アツヲに訊け!スーパー![66]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第66回!
2019年のスタートは稀にいただくファンメールである!
こういうのを待っているの!
アツヲに訊けは、何も訊かなくてもいいの!



 
アツヲに訊け!のコーナーいつも読んでいます。質問に対してアツヲさんがどんな解決策をズバッと言うのか楽しみです。
バンビー(45歳・女)


 ありがとう!しかしオレが示しているのは問題の解決方法と見せかけて何か別のことで気を紛らわしたり、可能ならば楽しく忘れてしまう方法だ。問題は適当に放ったらかしにしておくことが一番、と言うことが多い。これを以前このコーナーで「中腰でいる能力」と言ったことがある。白黒つけないということだが、これは空気イスをやっているようなもので相応の筋力が必要だ。ネット検索で答えがすぐみ見つかり、結論を急ぐ現代社会で退化してしまった筋力だな。

 気になる異性のことを考えるだけでなぜこれほどまでに人格が変わってしまうのだろう。遠い国の悲惨なニュースに胸を痛めながら、なぜ自分の些細な体調不良をその100倍も心配してしまうのだろう。答えなんてないよなぁ。この世は答えなんて出したって仕方ないことだらけなんだ。この答えの出ないことが、文学や音楽などの芸術に生まれ変わり、おかげで世界はこうも芳醇である。

 しかしただ放っておいても、問題それ自体が消えてしまうことはない。解決とは多くの場合、誰かが静かに道を開けてくれたり、そっと手を差し伸べたりすることにより実現する。何かが自然と上手くいった時こそ、このような人々の存在をしっかりと感じることが大切だ。ホッとして油断して目を曇らせてはいけない。

 今年も様々な問題は変わらずあるだろう。焦らず、驕らず2019年を生き抜いてくれ。











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by hoo-ja986 | 2019-01-09 19:26 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![65]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第65回!
旅は一人で行く方が良い!という人の言い分は、
しばしばパートナーとのケンカが最大の思い出になるから、
とのことだけど、誰かと行く旅もいいんだよね。



 
寒さを超える収穫があるのか疑問で、イルミネーションを遠方まで見に行く気がしません。
T.H(49歳・女)


 外出の理由を目的地で見てしまうと、効率をだけ考えて出かけることになる。例えばオーロラを見るなら安く、短期間で、寒さも厳しくなければなお良い、ということになり早速出現スポットの緯度や出現率の計算に取り掛かることになる。しかし旅の最大の思い出は案外目的地と別の場所でできたりするもんだ。だって目的地の写真はすでにガイドブックにたっぷり載ってるんだから。

 そういえば、日本人の冒険(山の登頂や極地の横断、未踏地の探検とかそういうやつだな)の記録には世界に比べて単独行が多いと聞く。欧米の探検家にも単独行の例はあるが、それは一般に少数派で、可能ならば隊を複数人で編成して目的地を目指す。当然その方が成功率も上がる。困難な局面を仲間と協力して乗り越えられるからな。日本人の冒険家たちはそのことは考慮に入れた上で、それでも一人で冒険に出てしまうんだな。この話を聞くと、日本人にとっての冒険とは記録の達成よりも孤独に身を置き自分を外部環境と切り離す、すなわち道中の自身の変化に目的を置いているという気がする。プロジェクトの達成効率を重んじる欧米に対し、途中経過もしっかり楽しむ日本独自の「粋」が感じられる。

 イルミネーションを見に行ったら、途中で寄ったラーメン屋がとてもウマかった。あまりのウマさに仰天してイルミネーションを見るのを忘れて帰ってきちゃった。それでいいと思うんだけどな。











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by hoo-ja986 | 2018-12-19 18:18 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![64]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第64回!
コンピューターにできなくて、人間にできること
それは「間違いを犯すこと」って誰かが言ってたよ。




 
美味しくてコスパが良いオススメの居酒屋はありますか?
10月1日が好き(23歳・男)


 なんだよ!みんなコスパ、コスパって!21世紀はコンビニの弁当だって全部美味いんだぞ!オレは逆にコスパが悪いものがどんどん社会から駆逐されていく現状を心配しているというのに!

 予想される結果しか許さない社会(「高級レストランの高いコース料理が美味しかった」「テスト勉強を頑張ったので良い点がとれた」「全知全能を駆使し憎いアイツを罵倒したら相手が傷ついた」など。またはその逆)は、人々をデカダンスで包み、ひいては「こちらが好きになれば相手からも同じ反応が返ってくる」という力学の存在を啓示として受け取るヤツが現れ、執拗なストーカーとなる。クレーマーだって相手が少し違うだけでその構造は変わらない。

 「俺が毎夜君にフラれて帰る後ろ姿を見てみろよ。あまりに哀れで、思わず後ろから抱きしめたくなっちゃうぜ」

 これは三島由紀夫が、美輪明宏へのアプローチを優雅にかわされながらも吐いたセリフである。(もちろん二人は男同士なのだが、そこを追求するのは野暮の二文字だろう。こんな洒脱かつ情緒的な会話とともに偉大な芸術家二人の親交が三島の死の瞬間まで続いた、それだけで十分だ)この愛のあるセリフが、この日本のどこかで囁かれた夜を思うだけで失恋に泣く全ての者は救われ、その体に前進のための力を宿すことができる。しかしもし三島がコスパを追求する男だったら、こんなことは言わないし、そもそも二人は出会わなかったはずだ。

 個人がコスパを追求するのは自由だが、社会全体でそれをやってしまうと、恋が恋でなくなりミシュランガイドは焚書され、あらゆるアーティストは全員廃業である。今すぐ見知らぬ店に飛び込み、値段の割に驚くほど不味いメニューを探してネットに「ウマイ!」と書き込もう。それで世界は少しだけ生命力を取り戻す。










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by hoo-ja986 | 2018-12-05 19:01 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![63]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第63回!
読書には夜が似合いますね。
ちなみに深夜を表す「24時」という表現。もとは軍事用語ですが、
放送業界には30時(つまり朝の6時)まであります。



 
最近読んだ本はなんですか?
すけママ(32歳・女)


 本好きは自分の読書遍歴を簡単に口外したりしない!読書がしたければ、とにかく鬱々とした気持ちを抱えて本屋に向かうのが一番だ。もしすけママの心に不足しているものがあれば本棚を前にした瞬間、何を読むべきかすぐに分かるだろう。喉が渇いて目が覚めた夜に冷蔵庫を開けた時のようにな。まず本屋に行きたくなる3冊をライトな順に挙げておく。

■「本の虫の本(創元社)」
 業界の異端児たちによる贅沢な読書あるある本だ!気軽に楽しめる掌話の秀逸さもさることながら、何より本という物体を知り尽くした「読ませる仕組み」が随所に潜んでいる。今時珍しい気合の天アンカット製本。電子書籍などいらん!

■「紙つなげ!再生・日本製紙石巻工場(早川書房)」
 東日本大震災で被災した製紙工場奇跡のスピード復活ノンフィクション!読書家なら自分の好きな本の紙が、どの製紙工場の何号機で作られてるかくらい知ってるよな!

■「立花隆の書棚(中央公論新社)」
 こんなのを読み通したら、きっと本屋に行く体力なんて残ってないぞ!いわゆる本のカタログだが、著者は田中角栄を政権から追い落とす発端となった人物でありながら、後年ジブリアニメ「耳をすませば」で主人公のお父さんの声も当てている!

 ちなみにこいつ本なんて読まないな、というやつには「純粋理性批判」と「ユークリッド原論」を完全に理解して「失われた時を求めて」のあらすじを諳んじ、「カラマーゾフの兄弟」の登場人物相関図を完璧に書くことを勧めれば良い。なんて文学的な読書指南だろう、実行した者が幸せになれるとはとても思えない。少しでも本に熱中した経験のある者ならば読書にグランドスラムがないことは知っている。ネットでより多くの賛同を得られる価値観のみが正義とされる社会で、自分だけの一冊を見つけて、作中の悪党に共感して涙を流すことはもはや背徳行為である。だが断言しよう。遠い将来、本よりインターネットの方が先に無くなる!

 さらに、ちょっとした読書の冒険をしたければ個人経営の小さな本屋を探索してみても良いだろう。最近は出版取次を通さずに店主のセレクトで運営される尖った本屋が日本各地に出現している。こういう本屋は地元でのみ流通するリトルプレスやマニアックなフリーペーパーとの出会いも期待できるし、ごく少量しか発行されていないためISBNコードすらない本も並べられ、SNSならぬNSN(ナマ・ソーシャル・ネットワーク)のハブを形成しつつある。平積みのベストセラーをあえて避けるのも、本との出会いの精度を上げるテクニックである。
では諸君、本に戻ろう。読書家の夜は深いぞ!




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by hoo-ja986 | 2018-11-21 18:08 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![62]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第62回!
人生では体力まかせに駆け抜けたために見落とす景色があります。
車の運転でも難しいのはブレーキング。
勝手にスピードが落ちてくれるなら、こんなに良いことはありません。



 
33歳になると体が弱ってきました。
ゆいかパパ(33歳・男)


 長いスパンで見れば、何かを失うということは吉兆である。老化を感じた途端に突然運動を始めたりアンチエイジングに励む健康原理主義者が多いが、もう少しその年齢からしか楽しめない景色を楽しめよ、と思うね。

 「幸福はどれも似たものだが、不幸はいずれもそれぞれに不幸なものである」という書き出しではじまるのはトルストイの「アンナ・カレーニナ」だったか。マーヴェラス!健康で幸福な人生とは誰にイメージさせても同じようなものだが、中年の洞窟は同じ入り口から入ったとしても早々に枝分かれする道でそれぞれの孤独を味わうことになる。疲れ、病、など様々な喪失によって身に付く対処法もそれぞれだ。

 世のおじさんの多様性を見よ!友達を減らし、持病と付き合い、迎合を忘れ、それでも楽しく生きている中年は数多くいる。若者のファッションが簡単に仲間とカブる一方で、おじさんの身に付けるものが見事な独自性を発揮するのもまさにこの洞窟を孤独に彷徨っているからだ。

 老化を感じたら安易なアンチエイジングなどに走らず、あかりを消して暗闇を見つめよう。キラリと小さく光る鉱物を拾い上げるんだ!我々は誰しも纏う権利を持っている。不健全とメンタルリスク、そしてファナティックを!良い側面を見て歩もう!








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by hoo-ja986 | 2018-11-07 19:36 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![61]
   
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どこかで誰かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第61回!
何もない一日の次は最悪な一日。人生はいつだって中途半端!
書くことは治癒行為。でも日記の書きすぎはメンタルリスクを伴います!



 
日記が続きません。後で思い出して書こうと思っても何をしたのか忘れてしまいます。三日坊主にならない秘訣を教えて。
もっちーず(35歳・女)


 日記は普通のノートに書くのが一番だ。コツは日付けを書いたらそのまま改行せずに、その日の出来事を箇条書きに。感情を書き込むと無駄に神経が高ぶるので起こった事実だけを書く。後日書くときも改行なしで、前日の記録に続けて書く。字でびっしり埋まってしまうが気にするな。そして特に何も起こらなかった日は書かなくてオーケーだ!普通のノートにぶっ続けで書けばこれができる!

 1日に1ページだったり、決まったスペースが用意されている専用の日記帳なんていらねぇ!日記が続かない原因はある日、書くことが無くなり一日分のスペースに穴を開けてしまうことである。空白はが重なり、その罪悪感から早晩お気に入りだった日記帳が目に入るのもキツくなる。あっという間にジ・エンドだ。日記を続けるにはまず「日記は続かない」と知らなければ!

 決まったスペースが用意されている日記帳は「結論ありき」を強要する。この「結論ありき」は日本ではあらゆる組織に採用される歴史あるシステムだが、同時に不正の温床にもなる。毎日後で思い出せるような劇的な出来事が起こるものか。それでもなお日記のを埋めようとすれば記憶の水増し、捏造、改ざんが必須である。

 生活とはほぼ「起きる、仕事、帰って寝る」で構成されている。一見地味なようでこれが続いている人はきっと幸せだ。空白の日々こそが平和の象徴である。日記はノートで十分!それでも専用のダイアリーを使いたいのなら、大きく裏表紙にこう書いておけ「空白の日は起きて仕事して帰って寝たのでそこそこ幸せだった」と。








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by hoo-ja986 | 2018-10-24 18:45 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![60]
   
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いつか何かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
台風25号が近づいておるぞ!
人生の雨風しのぐ「アツヲに訊け!スーパー!」第60回!
時空を越えて早くも還暦!




 
子どものおもちゃで家がいっぱいです。「捨てていい?」と聞くとダメと言われます。どうしたらいいですか?
えっぽん(30歳・女)


 モノも情報も、なにも考えず生きていると向こうからやってくる時代だ。一見、豊かではあるが選択肢が広いほど、人は決断ができなくなるのもまた事実。自らの意思で何かを手放すという経験を、なにを手放すかを決めるという作業も含め、若いうちから経験しておくことはこれからを生きるために必要なことだと、俺も思う。断捨離とか言って、整理の具体的な進め方や効用に関する情報は溢れているだろうから、ここに書いても仕方ないだろう。今日は別のことを打ち明けよう。

これはあまり知られていない事なのだが、あらかじめ選択肢を絞った者は、左右ではなく前後に移動する能力を身につける。端的に言うと自分の過去や未来にアクセスできるようになる。話が抽象的過ぎるだろうか。申し訳ないが、しかしそういう説明しかできないのだ。「過去から何かを持ってくる」「未来に何かを置いてくる」なんていうと何かトンデモ話のように聞こえるかもしれないが、いたってマジメである。消費者ローンの話じゃないぞ!あれは自分の未来から金を取ってくることであり、全然違う。

楳図かずおの「漂流教室」を読んだことがあるだろうか。あの作品の主軸は荒廃した未来世界に飛ばされた少年少女たちのサバイバルだが、現代で突然学校と共に消えてしまった子供達の安否に胸を痛める両親とのつながりも重要なポイントとなっている。息子の危機を感じ取った母親が、現代でホテルの一室の壁にナイフを埋め、それを未来で朽ちたビルのコンクリートから主人公の翔が取り出すという印象的なシーンがあるが、あれに似た事をこっそり日常的に一人で行っている者は、少なからずいる。過去や未来を社会規模で変えて多くの人を救うなんて大それたことは無理でも、自分の人生をちょいちょいと調整するくらいはオレもやっている。うまく使えばこれが結構役に立つ。

たくさんの選択肢を眺め、左右にばかり首を振っているヤツは大人にさえ多いが、さっさと自分の一番好きなオモチャをみつけて、とことんそれで遊べ!と言ってあげたらいい。勝手に捨てたらダメだぞ!理解できそうな年齢になったらよく話し合ってな。

ちなみに日常的なことで言えば、「料理」は完全に時間を越える技術だ。あらかじめ作るものをひとつ決めて作業を始めるだろう。





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by hoo-ja986 | 2018-10-03 20:42 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![59]
   
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いつか何かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第59回!
紹介されてる「I Didn’t Know What Time It Was」は
各々の方法を駆使して探してくれ。ネットの時代である。




 
記憶に残るようなこともしていないのに、最近いつの間にか歳をとっています。なにか今からできることはないでしょうか。
みみ(21歳・女)


 大丈夫。いつか「いつの間にか」で歳をとれない日々がやってくる。今がいつなのかが情報として分かる、と言い変えてもいい。そこで、みみにオススメのナンバーがロレンツ・ハート作詞による「I Didn’t Know What Time It Was」だ。邦題では「時さえ忘れて」と訳される通り、主人公の女性が時間を忘れて恋と青春の日々を謳歌する歌詞が眩しいジャズのスタンダードだが、曲の終わりはこう締め括られる。「I didn’t know what year it was Life was no prize 〜 I’m wise and I know what time it is now(あれは何年のことだったかしら。生きるのがつまらなくなった。今はもうこの目も覚めて、だから何時かも分かるんだ)」

 オレたちは一般的に思春期とか青春と呼ばれる嵐の日々を通り過ぎて初めて数字が認識できるようになる。そして数字が読めるようになった人間は金をかき集め始める。万国共通。日本銀行券を、合衆国ドル紙幣を、ユーロを、人民元を。その金で果てしない退行の旅を、オレたちは願う。誰に願うかって?人生にさ。「なんだか・・・あれは・・・ずいぶんと・その・幸せだったような気がするんだ」と。オレたちは必死に働いて得た金で、いつしか価値という名を持つ幸福を、そのフリをした退行を買い漁るようになるんだ。でも当たり前だが、過去に戻ることなんてできない。いつに戻ればいいか、その座標が分からないんだから。

 「I Didn’t Know What Time It Was」は決して悲劇を歌っているわけじゃない。そもそも喪失が確実に不幸につながるなんて誰が決めた?いったい何を教わってきたっていうんだ。マイナスの後には自然数がつくし、数学的にもカント哲学的にもマイナスは「存在」するものなんだ。充実した人生とは、だから人よりずっと楽しく、つまり人よりもずっと多く失う人生でのことある。

 しっかりとその「いつの間にか」とやらを楽しんでくれ。そして何かを失ったと感じたとき、みみがカレンダーを見るようになったとき、きちんと自分さえ保っていれば目の前に世界は開けるだろう。ピントの合ったカメラのレンズのように、音楽や文学が、そしてあらゆる文化が、商業システムまでをも含め我々「失った者」のためにデザインされていたことに気づくのだ。







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by hoo-ja986 | 2018-09-19 19:58 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![58]
   
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いつか何かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第58回!
ホージャ!いちの謎!ハガキ職人スチュワートに迫る!
それでも先に言っておくけど謎は何も解決されないのである!
弊社、弊アツヲは読者の個人情報の取り扱いにはめっぽう気をつけているのである!



 
スチュワートさんって何者ですか?
ちゃんましぃ(27歳・女)


 新居浜在住スチュワート(男)はオレがバトル天国で返事を書き始めた頃からの投稿の常連、採用数はぶっちぎりで一位。まだ会ったことはないが、オレの心の盟友である。

 気持ちとしては紙面でスチュワート特集を組みたい。高架下でバスケットボールと戯れるスチュワートや路地をそぞろ歩くスチュワートのグラビアとともに、生い立ちから現在の日常生活に迫る「私とホージャ!スチュワート4万字インタビュー」を敢行したい。しかしそれではホージャ!が「クイック・ジャパン」になってしまう(個人的に太田出版は素晴らしい出版社だという想いを絶やしたことはないが)ので、こちらで勘弁してもらいたい。

 とは言え実際に会って話したいかと言えば、これは複雑な問題である。ただ会って楽しく互いの近況を交換し談笑すればいいかと言えば、話はそう単純なものでもないのである(スチュワートが年上であることも少々関係してくる)。これまでの人生でオレを救ってくれたのは間違いなく「読書」であるが、もう一つは「深夜ラジオ」である。深夜ラジオはリスナーの存在なくして成り立たない。それらの番組を支えるのが多くの名物ハガキ職人たちだ。声と文字だけで時に世間を鋭く批評し、時に互いを罵倒し合い、最後は全て笑いに変換してしまう(ここが一番大切だ。「ユーモアとは”にもかかわらず”笑うことである」というドイツの格言通りに)。双方の信頼関係がなければできない、これは芸能である。生き馬の目を抜く放送業界において、ダラダラと話の結末を先送りし、明確な答えは出さず、グレーを許す、そんなラジオにだけ感じる寛容さは、間違いなく声と文字だけのコミュニケーションにより担保されているのだ。いわばパーソナリティーとリスナーの往復書簡である。そしてその往復書簡はどこまでも切実で真剣なものだ、絶えずユーモアによる笑いを必要とするくらいに。だからオレは「アツヲに訊け!」と「投稿バトル天国」で紙の深夜ラジオを目指した。自分の目の前で起こっている何かとてつもなく酷い出来事に対して、オレがなんらかのズレた見当はずれな答えを出すことによって、あらゆる問題をグレーのまま放ったらかしにできないかと試みた。そして回数を重ねる毎に自分の未熟さ、何というか内的な「ソウル」の不足のようなものを痛感した。懺悔や孤独も足りない。スチュワート、だからオレはまだ君に会えないのだ、ここに挙げた何重かの理由により。

 そうそう、深夜ラジオの無法地帯感とアングラ感はいつの時代もオーバーグラウンダーの群れからはじき出された者たちの居場所として機能しているが、大手メディアの内部で活躍する放送作家や構成作家も深夜ラジオのハガキ職人出身者が少なくないし、お笑い芸人ねずっちの「整いました〜」だってテレビで注目をあびるはるか以前、ハガキ職人時代(その頃からラジオネームもねずっちだった)にラジオのコーナーで十分に温められたネタだ。よって俺は当コーナーでスチュワートを温めている最中というわけだ。不用意に世に出せばスチュワートの静謐な投稿生活はパパラッチによってめちゃくちゃにされてしまう。「会えない」と言いつつ、しかし今のところスチュワートは俺のもんだ。愛してるぜ。これからもホージャ!をよろしく頼みます。

ちゃんましぃもな。いつも投稿ありがとう。




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by hoo-ja986 | 2018-09-05 20:32 | アツヲ@営業部 | Comments(0)
アツヲに訊け!スーパー![57]
   
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いつか何かの役にたつ「アツヲに訊け!」のスペシャル版!
「アツヲに訊け!スーパー!」第57回!
全てが平等に運営される理不尽のない世界など存在しない。
世界は不公平で満ちており、助けを求める民で溢れている!
そう、だからつまり「アツヲに訊け」のない世界もまた存在しないのだ!



 
どうして真面目に頑張っている人が馬鹿を見るのか、不公平だなあと感じることが日常生活においてたくさんあります。どうしたらストレスを感じずラクになるのかお聞きしたいです。
おきみ(28歳・女)


 ストレスを消すために効果的なもの、それはもっとキツい別のストレスである。そういう意味で怒りや不快感というのは精神衛生上とても良いものだ。過去の絶望をいとも簡単に消し去ってしまう。劇薬とも言えるが日にち薬にまかせているとこの即効性は味わえない。

 おきみにはジョセフ・ヘラーの小説「キャッチ-22」を勧める。ネットに多数のレビューや考察が散らばっているのでストーリーは各自調べてくれたまえ。発表時に世間にかなり大きな影響を与えたようで(当時アメリカ人は今よりずっと本を読んでいた)、このタイトルは「わけがわからないくらいに混沌としている状況」を指すスラングとしても定着した。従うルールそのものに矛盾がある場合、そのルールに身を委ねることはできない。自分で考えて、自分だけの規範で行動を始める主人公たち。1961年の小説だから「キャッチ-22」というスラングは現在は死語になっているかもしれない。しかし人類史の開始以来、世界は常に「キャッチ-22的状況」である。人類が(全体としても個人としても)発展をする場合、必ず誰か(人間だけとは限らない。例えば自然環境など)の犠牲が必要になる。一見まともな規範も駆動原理はなかなかにグロテスクなものだ。人類はそのグロテスクさを美しいベールで隠し、砂糖で味付けをして酸味の添加物で爽やかに後味を切り、インスタ映えさせて他人に美味しく食べさせる技術を磨いてきた。

 不公平を感じる相手を正義の鉄槌によりそこから引きずり下ろしたところで、間をおかずその席には誰かが座る。それがおきみではないという保証はないのだ。一つの軸線上に立って誰かを見てしまうと、必ず前後(または上下)の関係が成立してしまう。だから誰かを見て不公平だと思う時は、自分もその不公平により利益を得ているている時だ。不公平感というのは他人が作ったルールに全体重を預けてしまった時に必ずつきまとう代償だ。

 主人公が上官にブン殴られる瞬間から物語がスタートする、大平昇平の「野火」もいいぞ。どちらも第二次世界大戦の中で人が狂気に支配されてゆく作品(そして偶然どちらも小さな島が舞台となっている、閉鎖的な環境というのは容易に人を狂わせてしまうのかもしれない)であり、内容は正直に言ってかなりキツい。だがこのキツさがおきみを救う。

猛暑と水害に翻弄されたストレスフルな夏の終わりに。そして次の世界大戦を経験せずに終わろうとしている平成最後の夏の終わりに、この夏の完璧なものとするために必要な2冊だ。




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by hoo-ja986 | 2018-08-22 18:36 | アツヲ@営業部 | Comments(0)